家事を貸主が行っていた下宿屋という昔の賃貸物件

最近まで、家の近所に大きな木造の家がありました。二階建てでコの字型をしており、特に二階部分は部屋が細かく区切られた造りでした。聞いたところによると、かつては下宿屋をやっていた家だそうです。要は昔の賃貸物件です。主に独身の若い男性が利用しており、まかない付きでした。似たような下宿屋は、少ないながらも東京の学生街にまだ残っています。私が東京で見た下宿屋は、二食付きで家賃は月に二万円でした。都心の物件であることを考えると、ずいぶん安いです。近所の下宿屋は当時家賃いくらだったのか不明ですが、おそらくかなり安く設定されていたのではないでしょうか。

ただ、今の下宿屋はまかない付きでも個室の掃除や洗濯は、基本的に借主が自分で行うようです。しかし昔の下宿屋では、借主は家事を行わないのが普通でした。昭和二十年代、東京で下宿人に部屋を貸していた人によると、まかない付きなのはもちろん、部屋の掃除や下宿人の洗濯も、大家さん一家が担当していたということです。大家さんが一階に同居している場合、それが普通だったようです。地元の下宿屋も、同じ時代の物件です。都会ではありませんが、入居条件もだいたい同じだったと思います。下宿屋だった場所は現在、高齢者向けのケア付き住宅に変わりました。現代に即した賃貸に変化したという感じです。
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